新経営分析は
即座に
昨日の企業の景気を知り
明日の企業の景気を予測し
今日の戦略を決める
実践的経営分析です
ー 新視点 ー
A経営を「栄枯盛衰」の観点
で分析する
B経営内部の「手段(原因)
と成果(結果)」を同時に
増加させる
C経営を「成長動線・停滞動
線・衰退動線」で点数評価
D経営の明日を「過去の動向
評価」で科学的に予測する
経営の栄枯盛衰
会社は成長しているのそれとも衰退しているの?
目の前の行動を決めるためには「経営の動向が知りたい」ということでしょう。
「売上増えていますか?利益も増えていますか?」このフレーズに経営分析評価のすべての本質が語りつくされていると考えます。
資本主義経済下の経営は売上(手段)と利益(結果)という二つの要素の同時増殖が求められます。その達成が勝者と敗者の分岐点です。アメリカ発祥の経営分析は、貸すに足りる企業か、投資するに足りる企業か、という「他社比較評価」となっており経営とは直結しないとも言われています。
決算評価書の役割
決算書の本質→「利益の計算機」「計算過程の報告書」
利益は取引段階では表面には出てきません。決算書のみが複式簿記による記帳を元に「利益」を我々に知らしめてくれます。「利益の計算機」と言っても間違いではありません。決算書そのものは、よく言われる「経営の通信簿」ではありません。
決算評価書→「経営の通信簿」
決算評価書は新しい役割を果たします。まさに企業の今を点数で評価します。「明日の計画(経営計画)の骨格」も同時にここで検討すべきと考えます。
経営計画書→「経営の予定表」
経営の理論的分析評価を終えたら、次に、資金繰り予定表と同様にスケジュールと言われるレベルにまで経営計画を熟成させるべきと考えます。
成長とは何か、衰退とは何か
二つの峰を踏破する
資本主義経済に於ける経営には「売上と利益」と「コストと利益」「売上とコスト」の基本的な3つの組合せです。これらがそれぞれ同時に増加することが成長と考えなければいけません。これが資本主義経済の本質です。
「二つの峰」を持った「双耳峰(そうじほう)」を同時に踏破するのが資本主義経営と言えましょう。
例えば「売上とコスト」を考えてみましょう。「利益中心の単体主義」では 削減が最も近道と考えられます。しかし社会全体では衰退要素となります。コスト削減は他人の売上減を意味し、いずれ自己の衰退要素となります。「売上とコスト」の同時増加が資本主義社会の繁栄であります。
一方が減少する時(チグハグ状態)は、自社と社会の停滞(Slowdowns)の要素が隠されています。
もちろん二つ同時の減少は直ちに自社の「衰退」と断定しても良いでしょう。
“Up Down方式決算評価書”は「経理マンと経営者の共通語」過去と未来の熟慮
決算書(試算表)は過去の利益を我々に見せています。つまり我々は今の利益を見ることは出来ないのです。宇宙や星空の”今”を我々が見れないように。
経理マンは直近の動向を話さなくてはなりません。経営者や営業マンは文字通り、今日と明日(あした)に役立つ情報が欲しいのです。
二期比較から「直近の動向」を すぐに評価することに成功しました。その動向を見て、「今を含むすぐ明日」を想像することが出来るようになったのです。
経営の昨日と今日と明日が分かった時、経営者と経理マンが初めて同じテーブルで向き合い、資本主義の本質「売上と利益」を話すことが出来るようになったと言えます。
取引と利益
「利益の秘匿性」という「利益の性質」を知れば「経営の本質」が分かります。利益は隠されるのです。
例えば建設業における「見積書」に利益と言う項目はありません。また商品売買の現場には売値しかありません。しかし、売手の頭の中には「儲けたい」という意思と「儲けの数字」が確実に存在します。売値は「自由設定」と言うのが資本主義経済の本質でもあります。
つまり「利益(儲け)」は「売上」に隠されています。表舞台には登場させないのです。「利益」が秘密にされていることにより、取引はスムーズに行われ、資本主義経済は発展してきたと言っても良いでしょう。先に述べたように利益は「決算書と言う計算機」によって初めて明らかにされるのです。
UpDown方式経営法
資本主義経済には「二人三脚」という不自由さと矛盾が内包されています。
その組み合わせにおける「ねじれ(片方が増加、片方が減少)」に、経営のヒントが潜んでいます。ねじれを考慮すると、自然と経営改善の急所が分かります。
つまり、新・経営分析が直ちに「次の手」を教えてくれるのです。課題は無数に認識され、分析・評価・行動の列挙や深堀には事欠きません。
是非お試しください。
東北税理士協同組合 ブックセンターにて購入可能
新資格
会社分析から経済を読む
"アップダウン方式経営分析士"
"アップダウン方式経営分析会員"
”決算書”発
景気ウオッチャー(Watcher)
栄枯盛衰
(Ups and downs)分析
通常の決算書だけを見ていても、ただ数字が並んでいるだけでは、会社が成長しているかどうかがわかりにくいものです。
この決算評価書は7つの項目を見ていきますので、部分的ではなく複合的に全体を見ることができます。
点数化されているので、シンプルでありながら、ひと目で成長か後退かがわかります。
数字の奥に隠された経営の本質を一瞬にして知ることができるため、シンプルかつスピーディな経営分析が可能です。
決算書の見方は、営業利益が出ているか否かだけで判断し、営業利益が出ていない会社はうまくいっていない、という見方になってしまう場合があります。
それは一側面から見て正しい場合もありますが、決算書から何かを得ようというときには、必ずしもその限りではないのです。
UpDown決算評価書やコスト増減評価書などを頭に入れておくことで、今期はコストの中でここが問題だったと1つでも気づくことは今後に必ず役立ちます。
例えば、資産の中でキャッシュが少ないと発見する可能性もありますし、粗利益が今年は悪かったなどと漠然とした弱点や問題点が3つ、4つとわかることもあるかもしれません。
そうなれば、その後の経営に変化と進化が生まれます。
経営コンサルタントなどは通常、さまざまな数字を多用し、現在の弱点をついていく場合も多いです。
しかし、そうすることで「木を見て森を見ず」のように、いつの間にか全体的な視点が失われてしまうことがあります。
UpDow方式決算評価書を使うことで、決算書の捉え方がより視野の広い見方になるため、必然的に企業の情報収集や分析をしていることにつながります。
上場企業の決算書などは公開されていて透明度も高いため、インターネットや会社四季報などを用い、話題の会社の決算書を2期分入れてみることで、景気の動向や経済の動向を知ることや分析を行うことができます。
また、5年分の分析をすることで、さらに幅広く会社の歴史や社会の経済についても感知することができ、よりレベルの高いコンサルを行うことが可能になります。
決算書の読み解き方が身についてきた会計事務所の方にもおすすめです。
中小企業の決算というのはときに、あまり変化がないように見えるときもありますが、変化がないときは「マイナス」です。
経済というのは常に成長しているものですから、横並びというのは今の資本主義社会においては減少という判断をします。
そのような見方ができてくるとより立体的に決算書を読むことができるようになり、仕事の楽しさも増すに違いありません。
経営の勉強をされている方や簿記の勉強をされている方も、このUpDown方式を使うことで、決算書の見方のポイントがわかってきます。
経理マン1年目ですと、まだこのUpDown方式決算評価書を作るのは苦労するかもしれませんが、コツコツと決算評価書を作り上げることで力がついてきます。
経営者さんから「労働分配率はどうなの?」と聞かれても、部分的な答えだけではなく全体的な見方でも答えられるようになるのです。
そうすると、会計の勉強もさらに楽しくなってくるでしょう。会計学習の虎の巻にもおすすめの1冊です。
冒頭でもお伝えしましたが、私は福島で40年近く会計事務所を営み、福島県内で財務管理など経営にまつわる講師を数多くしてきました。
私が書いたUpDown方式経営分析は、今やインターネットでどこに住んでいる方でも手に取ることができます。
会計や決算書に興味がある全国、北海道から九州・沖縄まで、全世界あるいは国を越えた方がこの本や決算評価書を読んで、経営についての考えが深まった、決算書の見方が変化した、といったご感想、またときには全くの反論も大歓迎です。
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