新・経営分析は

一瞬で

昨日の企業の景気を判断し

明日の企業の景気を見極め

今日の戦略を決める

実践的経営分析です

ー Up Down方式分析の視点 ー

経営を栄枯盛衰(増減)視点で分析する

「手段(売上・コスト)成果(利益)」を

 同時増減で評価する

他社比較の「率・割合分析」から自社の増減

 分析へ転換

増減分析を「成長動線・停衰退動線」

 で表現 そして点数評価

経営の明日を「過去の増減(動向)」で予測

他社比較分析への疑問

率や割合」分析から「Up Down減 」分析へ

アメリカ発祥の経営分析は、資金を貸すに値する企業か、投資するに値する企業か、そのための「他社比較評価」が中心となっています。百社百様、業種も形態も規模も違う会社の比較分析にはどうしても「率や割合」による分析が必要だったのかもしれません。

その流れを汲み、現在の経営分析は、ほとんどが「率や割合」分析なのです。

しかし他社比較は決して”経営”者の腑にストンと落ちるものではありません。比較の良し悪しは、どこまでいっても「何らかの条件付き」だからです。「経営に役立つ」経営分析としては、「率や割合」分析だけでは不十分ではないだろうか?の疑問からすべてが始まりました。

「売上-コスト=利益」から「循環のことわり」に

「この計算式」は、出発点が「売上」で終着点が「利益」がのように見えます。そこで会計の立場から売上を増やしコストを減らせば利益が出る、その繰り返しで企業は安泰だという立場に陥りやすいのかもしれません。

しかし、経営や経済は「コスト→売上→利益→コスト→売上→・・・・」という連続で考えなければならない。どこから出発しても良く、どこを目標としても良い。

そして、経営とは「繁栄(成長)と継続」を求めていくものではないでしょうか。

ここに、三つの同時成長(Ups)でのUp Down方式経営分析の裏付けがあるのです。一方が減少する時(チグハグ状態)は、自社と社会の停滞(Slowdowns)要素が隠されています。もちろん二つ同時の減少は直ちに「衰退」と断定しても良いでしう。

経営はなぜ栄枯盛衰するのか

資本主義経済は自由な「需要と供給」運動を通して適切な「需要と供給」を実現します。計画経済ではないのです。つまり、言い方を変えれば企業の浮き沈みを通じて適切な「経済状況」を完成させるのです。(理由一)

次に、その中で企業間の生き残りをかけた競争が繰り広げられます。その競争が社会の発展につながります。計画経済では、発展が望めないとされました(理由二)

頻繁に企業は栄枯盛衰します。それを捕まえるのが増減分析です。

栄枯盛衰の「動線表現」と「点数表現」の発見

経営の分析結果に点数を付けるために、成長・停滞・衰退を動線(図式)で表現することとしました。この動線の図式は冒頭に紹介してあります。この動線評価こそ「Up Down方式経営分析」の根本的構造です。難しいことは何も無く、しかも重要な図式となります。

経営分析は決算書の過去性から、どうしても経営分析も過去のものとなってしまいます。しかし、この新しい分析は「動向分析」の意味合いを持ち、過去性を逆に有効なものにしました。

「ただの過去」ではなく現在や未来に繋がる「動向」を表現して、経営分析に一石を投じました。さらには、経営の通信簿としての「点数化」にも成功したのです。

決算評価書の役割とは

ここで、決算報告書と決算評価書の本質的違いについて述べておかなくてはなりません。

決算報告書→「利益の計算機」 

利益は取引段階では表面には出てきません。決算書のみが複式簿記による記帳を元に「利益」を我々に知らしめてくれます。決算書は「利益の計算機」と言っても間違いではありません。決算書は、よく言われる「経営の通信簿」ではないと言えます。

決算評価書→「経営の通信簿」

決算評価書は新しい役割を果たします。まさに企業の直前の動向を点数で評価します。「明日の計画(経営計画)の骨格」も同時にここで検討できます。明日も予知してくれるからです。

経営計画書→「経営の予定表」

経営の理論的分析評価を終えたら、次に、資金繰り予定表と同等のレベル、つまり予定表と言われるまでに経営計画を熟成させるべきと考えます。

利益は表面には出てこない

「利益はなぜ秘密にされるのか」「利益の性質」を知れば「経営の本質」が分かります。

例えば建設業における「見積書」に利益と言う項目はありません。また商品売買の現場には売値と消費税しかありません。しかし「儲け」という概念は売手の頭の中に願望とともにに存在します。売値の「自由性」「秘密性」と言うのが資本主義経済の本質でもあります。

つまり「利益(儲け)」は「売上」に隠れて存在します。表舞台には登場しないのです。「利益」が秘密にされていることにより、取引はスムーズに行われ、資本主義経済は発展してきたと言ってもよいでしょう。先に述べたように利益は「決算書と言う計算機」によって初めて明らかにされるのです。そして「決算書」は経営分析評価の根本的資料となるのです。

Up Down方式経営分析を利用した経営法 

「直前の動向」というものが明日を占うものとなり、「経営と経理と営業」の三者にとっての共通の言語となるのです。

資本主義経済には矛盾が内包されています。ねじれの表出、組み合わせにおける「片方が増加、片方が減少」に、経営の重大なヒントが潜んでいます。ねじれ解消に向けての改善を経営に要求してきます。

新・経営分析は、経営の異常を瞬時に示唆してくれる「体温計」「血圧計」のようなものです。

新・経営分析は直ちに「精密検討」や「対策」を求めてきます。課題は無数に認識され、多くの取り組むべき、分析・評価・改善に我々を導くことになります。

決算評価書


  

東北税理士協同組合 ブックセンターにて購入可能




新資格

会社分析から経済を読む

"アップダウン方式経営分析士"

"アップダウン方式経営分析会員"


”決算書”発 

景気ウオッチャー(Watcher)

栄枯盛衰

(Ups and downs)分析


このような方々におススメです!
シンプルでわかりやすい 経営分析がしたい経営者さん

通常の決算書だけを見ていても、ただ数字が並んでいるだけでは、会社が成長しているかどうかがわかりにくいものです。

この決算評価書は7つの項目を見ていきますので、部分的ではなく複合的に全体を見ることができます。

点数化されているので、シンプルでありながら、ひと目で成長か後退かがわかります。

数字の奥に隠された経営の本質を一瞬にして知ることができるため、シンプルかつスピーディな経営分析が可能です。


会社の強みだけでなく弱点も知りたい 経理のわかる経営者さん

決算書の見方は、営業利益が出ているか否かだけで判断し、営業利益が出ていない会社はうまくいっていない、という見方になってしまう場合があります。

それは一側面から見て正しい場合もありますが、決算書から何かを得ようというときには、必ずしもその限りではないのです。

UpDown決算評価書やコスト増減評価書などを頭に入れておくことで、今期はコストの中でここが問題だったと1つでも気づくことは今後に必ず役立ちます。

例えば、資産の中でキャッシュが少ないと発見する可能性もありますし、粗利益が今年は悪かったなどと漠然とした弱点や問題点が3つ、4つとわかることもあるかもしれません。

そうなれば、その後の経営に変化と進化が生まれます。


景気の動向や経済の動向を感知したいと感じている 金融マン、経営コンサルタントや投資家

経営コンサルタントなどは通常、さまざまな数字を多用し、現在の弱点をついていく場合も多いです。

しかし、そうすることで「木を見て森を見ず」のように、いつの間にか全体的な視点が失われてしまうことがあります。

UpDow方式決算評価書を使うことで、決算書の捉え方がより視野の広い見方になるため、必然的に企業の情報収集や分析をしていることにつながります。

上場企業の決算書などは公開されていて透明度も高いため、インターネットや会社四季報などを用い、話題の会社の決算書を2期分入れてみることで、景気の動向や経済の動向を知ることや分析を行うことができます。

また、5年分の分析をすることで、さらに幅広く会社の歴史や社会の経済についても感知することができ、よりレベルの高いコンサルを行うことが可能になります。


経理知識をさらに深めたいと感じている 会計事務所および経理スタッフの方

決算書の読み解き方が身についてきた会計事務所の方にもおすすめです。

中小企業の決算というのはときに、あまり変化がないように見えるときもありますが、変化がないときは「マイナス」です。

経済というのは常に成長しているものですから、横並びというのは今の資本主義社会においては減少という判断をします。

そのような見方ができてくるとより立体的に決算書を読むことができるようになり、仕事の楽しさも増すに違いありません。


数字だけではなく多面的な見方を身につけたい 経理マン1年目、あるいは会計の学習者の方

経営の勉強をされている方や簿記の勉強をされている方も、このUpDown方式を使うことで、決算書の見方のポイントがわかってきます。

経理マン1年目ですと、まだこのUpDown方式決算評価書を作るのは苦労するかもしれませんが、コツコツと決算評価書を作り上げることで力がついてきます。

経営者さんから「労働分配率はどうなの?」と聞かれても、部分的な答えだけではなく全体的な見方でも答えられるようになるのです。

そうすると、会計の勉強もさらに楽しくなってくるでしょう。会計学習の虎の巻にもおすすめの1冊です。


北海道から九州・沖縄まで 経営や会計に興味のあるすべての方

冒頭でもお伝えしましたが、私は福島で40年近く会計事務所を営み、福島県内で財務管理など経営にまつわる講師を数多くしてきました。

私が書いたUpDown方式経営分析は、今やインターネットでどこに住んでいる方でも手に取ることができます。

会計や決算書に興味がある全国、北海道から九州・沖縄まで、全世界あるいは国を越えた方がこの本や決算評価書を読んで、経営についての考えが深まった、決算書の見方が変化した、といったご感想、またときには全くの反論も大歓迎です。

ご意見や反響などいただけたら、さらなる励みとなります。3つの評価書を体験していただければこの上ない喜びです。